最近、ナムコの『プレイステーション2』用ゲームで、カルト的ヒットを飛ばしている『塊魂』(カタマリダマシイ)。このゲームを3日続けてプレイしたロサンゼルス在住のアーティスト、コージー・キッチンズさんは、コントローラーから手を離しても、このゲームのことを簡単には忘れられなくなっているのに気づいた。
『塊魂』は、主人公が塊を転がして、通り道にあるありとあらゆる物体を巻き込みながら塊をどんどん大きくしていくというゲーム。キッチンズさんは、ものを拾い続けたい衝動がなかなか消え去らないという体験をした。
「車でベニス大通りを走っていたときのことだ」と夫のダンさんは振り返る。「突然、妻がハンドルに手を伸ばしてきて、一瞬だがハンドルを右に切ろうとした……。(それから)手を離して、じっと窓の外を見ていたかと思うと、呆然としたような顔で私を見てこう言ったんだ。『ごめんなさい。さっき通り過ぎた郵便受けを拾えたら、と思ったの』」
略奪行動に走る『塊魂』のプレイヤーなどというものを、ドライバーや歩行者が心配する必要はさほどないが、コージーさんのように、現実生活での意識とゲーム中のそれとが混乱してしまうという経験は、筋金入りのゲーム愛好者の間ではよくある出来事なのだ。あまり頻繁に起こるため、ゲーム会社は顧客に向けてこんな警告を発することも考えたくなるかもしれない——ゲームをすると、まもなくゲームと現実の区別がつかなくなる可能性があります。
「昨夜も変なことがあった。半分眠りかけのボンヤリした状態のとき、なぜか自分が『塊魂』をプレイしていて、夢の中でずっと妻を塊に巻き込もうとしていたんだ。私は妻が何時間もゲームをしているのを横でただ見ていただけだが、おそらくそれが原因だと思う」とダンさん。
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ゲーム繋がりで。
しかし、すげーなぁ、外人もそうなんだ(笑)『塊魂』って一回嵌まるとこういう錯覚に陥ります。
特に高いところに登ると、あの辺りから木を巻き込んで、次は駐車場で栗真を巻き込んで、左にいってフェンスを巻き込んで・・・・とルートを考えてしまいます。しばらくやってない今でこんな調子ですから、やってる時はひどいもので、ゴハン屋さんに行ってもまずは爪楊枝から巻き込んで、割り箸をガガーっといくだろ・・・・その後お皿かな、最後はあの店長も(笑)なんて感じで妄想は膨らみます。
塊魂やって無い人はぜひ。音楽も最高ですよ。思わず口ずさんでしまいます。
なーななななーなーなー・・・・